南伊豆・下田にツーリング
今行ってみたいのは南伊豆の下田です。
下田は、いまでこそ単なる海辺の観光地という趣ですが、江戸時代の終わり、黒船・ペリーが来航し、日本が約200年続いた鎖国から開国へと大きく舵を切った、その歴史の舞台となった街です。
1854年、日米和親条約によって下田が開港。ペリーが上陸し、了仙寺まで歩いた道は、現在「ペリーロード」と呼ばれているとのこと。外国人の一団を当時の人々がどのような思いで見つめていたのか、想像したくなります。
また、後に明治維新の精神的指導者となる吉田松陰が、海外へ渡ろうと黒船への密航を企てたのも下田だったとのこと。松陰は小舟でペリー艦隊へ向かいましたが、願いは受け入れられず、幕府に捕らえられます。その決死の行動の跡も、今なお下田に残されています。
初代アメリカ総領事タウンゼント・ハリスが滞在した玉泉寺や日露和親条約締結の舞台となった長楽寺など、小さな港町の中に、幕末外交の重要な史跡が集中しています。
そんな歴史を少し頭に入れてから訪れると、海も、港も、古い街並みも、また違って見えるはず。
